ふもと企画的日常

森羅万象、世迷い事、日々思うことを書き連ねていきます。

神戸マラソン2017 フォルテシモ 感動篇

Gブロックは9時15分のウェーブスタート。

気持ちよく市役所まえのスタートゲート

くぐった。

 

やはり大きなレースのスタートというのは

テンションが上がる^ ^

 

今回のペースは大体6分10秒くらいのペース。

を刻むことが目標。

サブフォーは無理にしても、自己記録更新は

達成したい。

 

沿道は大勢の方々。皆、応援してくれる。

本当にありがたい。

応援が途切れる箇所では、黄色いウィンドブレイカーを着たボランティアの女性が応援してくれる。ありがたい、ありがたい^ ^

 

長田から須磨、垂水にかけては順調に5分40秒前後のペースで刻む。自分ではペースを抑えようと思うのだが、沿道の方々の応援にテンションが上がり自然とペースが上がる。

 

須磨の市街地を通り過ぎ

海沿いの道に出たところで

後ろからランナーと喋る人が。

誰かな?と振り返ると

何と金コーチ。

 

いやあびっくりした。

 

フルマラソンの大体5キロから20キロは

ほんと快適な夢の区間だ。

足は未だ軽く、沿道の応援ににこやかに

応えることができる。

「ああ、走るって素晴らしい」

本当にそう思う。

 

垂水のフィッシングマックスあたりで、

私の名前を呼ぶ人が。ゼッケンに名前を

書いているからかなあと思ったが

声の主を見ると、おお、仕事仲間のNさんでは

ないか。知っている方の応援を受けて

ますますテンションが上がる。

 

この区間のラップ

 

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まあ、快調なペース。

 

が。

 

明石海峡大橋を過ぎ、折り返し地点を過ぎ

るといつもの感覚がジワリジワリと。

そう、忘れていたあの感覚、でもフルマラソン

にはつきもののあの、感覚。

疲れ、痛み。ジワリ、ジワリ。

 

と、言っても走るしかないのだから

とにかく前へ。

 

ただ、俺は進歩しない、全然早くもならない。

何でマラソン走っているのだと

自問自答が始まる。

ああ、シンドイ、まだまだ距離がある。

 

ああ、俺はこんなもんか!

 

と、うって変わってネガティヴモードに入って

いた私に応援の方がサックスで吹く

ハウンドドッグの「フォルテシモ」が

聴こえてきた。

古い歌だ。歌詞の内容もストレート過ぎる。

会社のカラオケでこの歌を唄ったら完全に

前世紀の遺物と化してしまう。

〇〇さん、今日は酔ってるわと女子社員に

鼻で笑われそうだ。

 

ただ走っていっぱいいっぱいの私に

この歌は染みた。

 

激しく昂ぶる夢を眠らせるな

溢れる想いを諦めはしない。

 

気づいたら、半泣きに、なっていた。

マラソンを、走っていて泣けてきたのは

初めてではないが、応援の音楽を

聴いて感動して泣けてきたのは初めてだ。

 

何とか力を振り絞って

魔の30キロ以降に向かう、