彼岸の中日、祝日。
暑さ寒さも彼岸までというが
今日の東京はミゾレ混じりの寒い日。
朝、雨が降り出す前にと、7キロ走る。
走り終わるころになると
ポツリポツリと降り出してきた。
義務を果たした感があり、
こういうのは気分がいい。
シャワーを浴び、朝食をとり
近くのカットハウスに髪を切りに行く。
この店に通って約2年。
店の人とも近所のアレコレを話すように
なってきた。
隣の席のおじさんは、東京言葉で話す。
以前は、ここが関西だと関西弁なのにな、
やっぱり東京なんだなここは、と
仕方のないことをいちいち考えていたが、
最近では、もう当たり前、
肌感覚で、ごく普通に馴染んできた。
丸4年。関西で過ごすことも
多いが、東京の暮らしにも
慣れてきたのだろう。
寒いし、あまり外出したくはないので
書店に行き、何となく読む気になった本を
2冊ほど買ってスーパーに買い物に。
『久しぶりの海苔弁』
平松洋子さんは、最近のお気に入り。
素直で明るい、それでいてしっかりと
した描写と文章が気に入っている。
『仏教、本当の教え』
最近、昔買った立花隆さんの
『臨死体験』を読み返し、大いに拙いが
人間存在とか、意識とか考えるように
なったから。
また、以前から密教伝来以前から
日本にあった雑密(山岳信仰、修験道、呪い、加持祈祷、魑魅魍魎などなど)に興味があり
それらを理解する上でも、本来の釈迦が
説いた仏教がどのようなもので
インド、中国を経て日本に到来するに
あたってどのような変遷を経たのかが
知りたくなったのだ。
スーパーでは、寒いしポトフにしようと、その材料と赤ワインを買い揃えそそくさと
部屋に戻る。
パスタとビールの昼食のあと、
1時間ばかり昼寝。
その後買ってきた本来を読んだり、
ポトフを仕込んだりしていたら
はや、夕方。
晩秋や真冬だと、もう薄暗い時間帯だが
春のお彼岸。
窓の外はまだまだ明るい。