ふもと企画的日常

森羅万象、世迷い事、日々思うことを書き連ねていきます。

餃子顛末記

何故だか無性に、

突然食べたくなるものがある。

 

ある人はカレーだったり

ある人はトンカツだったり

また、ある人はショートケーキだったり

 

かの村上春樹氏は

チョコレートだと、とあるエッセイに

書いておられた。

 

私の場合は、餃子。

特に王将の餃子が食べたくなる。

 

で、週末の金曜日。

突然それはやってきた。

 

ああ、餃子が、焼き餃子が

王将の餃子が食べたい!

 

仕事を終えて、足早に向かったのは

会社の、近くの王将。

 

カウンターに、座るなり

ビールと餃子を注文。

やや声が上ずっていたのを

店のお姉さんは、

気づいていただろうか?

 

頼んだ餃子は3個。

それほど量はいらないのだ。

 

まず、ビールがきた。

 

ウグウグ。

 

美味い。

 

次に一緒に、頼んだ回鍋肉のミニが

きた。

 

餃子を先に食べたいのだが

まあ、焼くのに時間がかかるから

仕方ない。

そのうち来るだろう。

 

来るだろう。

 

、、、、、。

 

カウンター隣の席のおじさんは

ラーメンを食べ終えて所在無げに

座っている。

きっと、一緒に頼んだ餃子か

まだ来ないのだろう。

 

、、、、、。

 

席から餃子を、焼いているところは

よく見える。

餃子は次々と焼き上がっているが

二階に運ばれている。

 

おそらく団体が何かが

大量に餃子を頼んでいるのだろう。

 

ビールを飲み終え、ハイボールを追加。

 

 

、、、、。

 

まだ来ない。

 

たまらず店の人に

 

「餃子まだですかねー?」と聞いてみたが

「すみません、もう少々お待ちください」

と、のみ返ってくるだけ。

 

と、私より後から来たテーブル席の人に

餃子到着。

 

「こら、どないなっとんねん!」

と、イラチの関西人、

大声で、言いたいが、

小心ものゆえ、そんなことは、言えません。

 

店内をよくよく観察してみると

オペレーションが、おかしい。

 

店長らしき人が、懸命に後片付けを

している横で、店の厨房に入っている人は

表情に余裕がある。

張本人の餃子担当に至っては

餃子が焼きあがる間、他の従業員と

喋っている。

 

 

あかん。あかん。

典型的だ。

 

餃子はまだ来ないが

店を出ることにする。

 

ああ。餃子が食べたい

食べたい。

 

すっかり餃子星人化した私は

自宅最寄りの地下鉄の駅を降り

地下からの階段を上がったところにある

スーパーに突撃。

 

実際に、突撃したわけではなく

あくまで気分として。

 

冷凍品売り場で

大阪王将の羽根つき餃子をゲット!

先程行った店は、京都発祥の

所謂京都王将なので微妙に違うが

まあ、そんなの関係ねー

 

着替えるのももどかしく

餃子を、焼き始める。

せっかくだから、袋の裏側にある

作り方の説明どうりに焼いてみた。 

 

焼くこと約5分。

 

まあ、なんと綺麗に焼けたことか。

羽根つきというだけあって、

餃子の焼き面が香ばしい茶色の衣で

美しく、繋がっている。

 

自分史上1位。

 

ただ乗せている皿が小さい。

もう少し大きな皿に乗せて

写真に撮ったらインスタ映えするじゃん

 

と、皿に載せ替える時に、

手元が狂って

 

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原型を留めず。

 

まあ、餃子は美味かった。