ふもと企画的日常

森羅万象、世迷い事、日々思うことを書き連ねていきます。

たましい

お盆に帰省した時に見舞った

叔母が亡くなった。

 

最期は眠るように、安らかに逝ったらしい。

葬儀は家族だけであげるということなので

私は離れた場所から祈るしかない。

1年半前に亡くなった叔父と、

今頃再会しているだろう。

仲の良い夫婦だったらしいから

本当にそうあってほしい。

 

人は死んだあとどうなるのか?

まあこれは、人類永遠の謎と言ってもいい。

所謂『臨死体験』は立花隆さんが言うように

おそらく脳内の作用によって生まれる

いわばまだ生きている間の経験だ。

 

で、

その後どうなるか?

 

普通に考えれば、その後は完全なる無。

物質的に何らかの元素には還元されていくが

その人自身は終わり。

霊魂や魂と言ったものは、なまじ高度な知能と意識を持った人間の幻想。

と、言うことになる。

 

本当にそうだろうか?

 

いわゆる霊魂が見えると言う人がいる。

私の職場の先輩の奥さんがそうらしい。

死後成仏できない霊魂は、珍しいものではなく

普通にその辺にいるらしい。

分かり人には分かる。

その奥さんの場合、霊魂はとても寂しがりやで

自分の存在を認知できる人がいると分かると

寄ってくる。そうなると面倒くさいので

知らんふりをするそうだ。

 

この奥さんは何を見ているのか?

幻覚か?

そうだったら一種の精神病だ。

でも全くそんなことはないらしい。

 

この奥さんのように

霊魂が見えるという人の話は

他にもいっぱい聞く。

そういう人はみな嘘をついているのだろうか?

精神病なのか?

 

私にはそうは思えない。

 

私自身、最近特に

死後も続く永続的な

何かを信じるようになってきた。

いわゆる、たましいというものか。

 

生きている間も死んだ後も

続く何か。

 

で、あればそれを、汚すような

生き方はしたくないなと思う。

 

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叔母さん、ありがとうございました。

叔母さんが、いつもうちの息子に

ヤクルトをくれたことや

美味しいサンマのお寿司を

つくってくれたこと。

病床の中で私の母に対する感謝の気持ちを

語ってくれたこと。

 

私は忘れずにいたいと思います。

 

また、いつか、どこかでお会いできるのを

楽しみにしています。

 

さようなら。