ふもと企画的日常

森羅万象、世迷い事、日々思うことを書き連ねていきます。

関西人の東京歩き 晴海フラッグ篇

前回の大手町篇に続いて、一時期入居倍率で話題になった晴海フラッグに行ってきた。このブログをずっと読んでいる人は私がたまの東京出張をいいことに遊んでいるのだろうと思うだろうが、事実は全くその通りで空いた時間をちょこまか使って東京のあちこちを歩きまわっているわけだ。ただ100パーセント遊びという訳ではなく微妙に仕事とも絡んでいる。そういう結びつけ方が年齢とともに上手くなってきた。

 

まあ晴海フラッグである。

私は言いたい。

遠い、遠いぞ晴海フラッグ。

ただでさえ核シェルターかと思うくらいの地下深くにある、車両幅が大阪メトロ鶴見緑地線なみに狭い都営大江戸線に乗り、勝どきで降りて歩くこと公称18分、途中アーチ型の橋があるので余計に距離を感じる。私自身は歩くのが好きで日に10キロ以上歩くこともよくあるので平気だが、お年寄りや女性にとっては中々の距離だ。元気で歩ける人もたくさんいると思うが、雨の日、風の日、暑い日、寒い日、体調の悪い日色々あるぞ。虎ノ門と結ぶバスステーションも出来るようだが、利便性はどこまで、確保されるか未知数だ。

 

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街自体はいい街だ。

現在建築中のタワー棟以外はすべて板状棟

外観意匠もイヤミなくいいデザイン。

外構計画、運河沿いの遊歩道も植栽計画が

しっかりされておりこれから樹木の成長とともにさらに景観は美しくなるだろう。

価格帯は現在売り出しのもので5000万円台から

上は1億超え。

5000万円くらいなら夫婦正社員共稼ぎなら

何とか返済していける価格だとは思う。

 

これまで東京の埋立地での大規模マンション開発があるたびに誰があんなところに住むんやと

揶揄されてきたが、各マンションは完売して

成熟した環境を形成してきている。おそらくこの街もそうなるだろう。

 

まだ人気も少なく延々と美しく整備された

街路を歩き続ける。

 

私は思う。今のマインドを持ち東京に住み、まだ若く、家族の成長期で持ち家を探しているとしたらこの街は選択肢にはいるだろうか?

 

おそらく、はいらない。

 

すごく整えられた環境 おそらく住民の方々も

それなりの方々が入るのだろう。

青い海(東京湾だが)、緑の街路樹、広い歩道

喧騒や猥雑は遠くにある。

 

でも私の住みたい街はここではない。

何か現実感が乏しいのだ。

 

帰りに乗り換え駅の門前仲町の定食伊勢屋さん

にて肉豆腐定食を食べる。

八幡宮の門前にあり、おそらく昭和から続いているだろう穏やかな雰囲気がある。

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料理は美味しく、中年の女性店員の方々の

接客はそつがない。

 

私はこういう店が身近にある場所に

住みたいと思うし、幸いなことに

今住んでいる場所にもこういうお店がある。

 

晴海フラッグには住めない、住まない。